アユルアーフィッシングをはじめてみたものの・・・
「思ったより釣れない」「まったく釣れなかった」という方もいるかもしれません。
では、どうして釣れないのか?
鮎釣りに精通している筆者が、鮎ルアーで釣れない理由を解説します。
鮎ルアー(アユイング)釣れない?5つの理由
自然相手の釣りですから、釣れないときもあるでしょう。
とはいえ、「こんなにも釣れないとは・・・」と感じたなら、何かしら理由があるはず。
鮎ルアー(アユイング)で釣れない理由としては、以下5つが考えられます。
はじめてなら釣れないこともある
アユルアーフィッシングがはじめてなら、釣れないことだってあります。
どんな釣りでも、はじめは勝手がわからず戸惑うことが多いもの。
釣れない理由を考えながら試行錯誤するしかないですよね。
5回ほど行っても釣れないなら、根本的に何か間違っているのかもしれません。
ポイントが間違っている
鮎が釣れる川であっても、どこでも釣れるわけではありません。
鮎は石に付いたコケ(垢)を食べるので、まず石が入っていないポイントはNG。
底が砂地だったり、藻が多い茂っていたりするポイントに何度ルアーを通しても釣れません。
石がびっしりと詰まっている場所へ移動しましょう。
その際、石の色や食み跡をチェック。
川によっても異なりますが、白っぽい石には垢が付いておらず、縄張りをもつ鮎もいません。
茶色や黒っぽい色の石が敷き詰まっていて、鮎が垢を食べた食み跡があるポイントで釣りましょう。
川の状態が悪い
増水後や異常な渇水など、釣れないならそもそも川の状態が悪いのかもしれません。
そのような状況だと、鮎は深い淵などに避難して群れている場合があります。
活性の低い鮎しかいないポイントにいくらルアーを通しても釣れません。
増水で垢が流れてしまった、渇水で垢が腐っているような状況なら、ポイントもしくは川を移動しましょう。
アユルアーが底に入っていない
野鮎は良質な垢が付いた石に縄張りをもっており、アユルアーが浮いて中層を漂っている状態では釣れません。
浮いている魚やルアーを縄張りを脅かす存在としてみなさないのです。
リップが石にコツコツと当たったり、舐めるようにヒラを打ったりしないと釣れないでしょう。
ルアーが底に入らないなら、そもそもポイントの流れにルアーが合っていない可能性が高いです。
浮いてしまうなら重たいルアーにチェンジする、フローティングタイプからシンキングタイプに交換する、シンカー(オモリ)を装着するなどして、とにかくルアーを沈めましょう。
針に問題がある
アユルアーで釣れないなら、針に問題があるのかもしれません。
たとえば、以下ようなケースが考えられます。
- 針の大きさやタイプが合っていない
- ハリスの長さが合っていない
- 針を交換していない
とくに、針を交換せずに針先がなまっていると釣れません。
針は野鮎に触れただけで刺さり込む鋭さが重要です。
友釣りでは、1日に20~30本使用する人もいます。
釣れないときは、針を早めに交換してみましょう。
アユルアーより友釣りのほうが釣れる?
近くの友釣り師は順調に釣っているのに、ルアーの自分には釣れない、ということもあるでしょう。
友釣りは縄張りに侵入してきた鮎を追い払う習性を利用して、生きた鮎をオトリにする釣り。
必ずルアーのほうが釣り負ける、とは限りませんが、生きている鮎を使う釣りにはかなわないと考えるのが自然です。
とはいえ、アユルアーには友釣りで使う長い竿で対応しにくいポイントを狙えるなどのメリットもあります。
鮎竿が9m前後なのに対して、アユルアーロッドは長くても3m程度と機動力を生かした釣りが可能です。
また、友釣りではオトリがうまく回らずに弱ってしまうと釣りにくいですが、ルアーには関係ないですね。
実際に、友釣り師が驚くような釣果を得られる場合もあります!
なかなか釣れないなら、友釣り師が入らないようなポイントを狙ってみましょう。
【まとめ】鮎ルアーで釣れないのには理由がある
アユルアーフィッシングで釣れないのは、鮎の習性を理解していないのが原因かもしれません。
鮎がいないポイントを狙っていないか、ルアーが浮いていないかなどを確認しながら経験を積んでいくのが大切です。
野鮎は垢が付いているポイントなら、どんな細い浅い流れにもいます。
鮎竿では狙いにくいポイントを見つけながら、機動力を生かした釣りを展開してみましょう。